一般社団法人日本ベンチャーキャピタル協会

政策提言「金融審議会ワーキング・グループ」

政策提言

■ 金融審議会「投資運用等に関するワーキング・グループ」

2014年5月14日に金融庁が発表し、同年8月の施行が予定されていた「適格機関投資家等特例業務の見直しに係る政令案」の閣議決定が延期となり、麻生金融担当大臣の諮問により10月から金融審議会「投資運用等に関するワーキング・グループ」にて規制改正の検討が行われております。

本ワーキング・グループにおきまして、当協会の尾崎会長がメンバーに就任しており、第3回(2014年11月6日)・第4回(11月21日)審議会におきましては郷治理事に参考人として出席しております。

本ワーキング・グループでの議論は、詐欺的業者による適格機関投資家等特例業務の悪用事例の紹介に基づき、投資家保護サイドから早急な規制強化論が強く主張される中、当協会としては、ベンチャーキャピタルが成長資金を供給する役割として、またベンチャー企業が日本経済の成長と雇用拡大に果たす役割から、特例業務制度の在り方について、以下をはじめとした規制改革案を提言しております。

(1)リスク判断能力と投資判断能力のある個人等によるファンドへの出資の自由を引続き認める方策
(2)ベンチャーキャピタルの開業を阻害しないための方策

2014年10月から始まった審議会はこれまでに6回開催され、議論された内容をもとに、2015年1月19日での審議会にて報告案の提出および大筋の合意をしております。
今後は、本報告書の趣旨を踏まえ、適切な制度整備・運用が行われていくことを期待します。

金融審議会「投資運用等に関するワーキング・グループ」実施事項・配布資料・議事録につきましては以下金融庁ウェブサイトにてご覧いただけます。
http://www.fsa.go.jp/singi/singi_kinyu/base_gijiroku.html#toushi_wg
http://www.fsa.go.jp/singi/singi_kinyu/base_gijiroku.html#risk_money

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