一般社団法人日本ベンチャーキャピタル協会

JVCA会員への投資方針アンケートを実施しました ~会員の9割近くが今後の投資を現状維持もしくは増加~

プレスリリース

日本ベンチャーキャピタル協会(JVCA)は、ベンチャーキャピタル(以下VC)業界における相互連携とベンチャー企業育成の役割を一層強固にするという目的に向かって活動して参りました。加盟するVCおよびコーポレート・ベンチャー・キャピタル(以下CVC)の会員数は303社となり、賛助会員も含めると406社という規模の団体となっております。

スタートアップを取り巻く環境の把握のため、2025年も投資方針に関するアンケートを実施し、6割超の207社の会員から回答を得ることができました。結果、投資金額を「増やす」と回答した企業は全体の27.1%、「今まで通り」と回答した企業は59.4%と、9割近くの会員が今後の投資方針について「現状維持もしくは増加」と回答しました。

新たにアンケート項目に追加したVC/CVC会員企業の「キャピタリスト数」は1社当たり平均で7.2人、VC会員のみに回答いただいた、本年にファンドレイズを予定している企業数は54社(回答社の43.9%)、ファンド会計において公正価値の導入を検討している企業数は62社(回答社の50.4%)となりました。

 

■今後の投資方針

VC会員・CVC会員別では、VC会員は「増やす」もしくは「今まで通り」と回答した企業が88.6%、CVC会員は83.3%となりました。

 

■ベンチャーキャピタリストの人数(2025年5月1日時点)

VC会員・CVC会員別では、VC会員は平均8.2人、CVC会員は平均5.7人となりました。

 

■今年中のファンドレイズ予定(VC会員のみ回答)

 

■公正価値導入の検討状況*(VC会員のみ回答)
*次回ファンドレイズの際のUS GAAP、IFRS、IPEV等に準拠した公正価値の導入検討状況

日本ベンチャーキャピタル協会では、今後もベンチャー企業育成の役割を果たすため、会員企業における積極的な投資実行を支持して参ります。会員各位におかれましては引き続き、ベンチャー企業へのより一層の支援を継続いただくよう何卒よろしくお願い申し上げます。

 

<調査概要>
・調査対象:JVCA VCならびにCVC会員(調査時点での加入企業)
・調査方法:フォームによる回答
・回答社数:207社(回答率68.1%)
・調査期間:2025年5月~10月

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