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English2023年11月6日付プレスリリースならびに会員向けご案内でお知らせ致しましたとおり、JVCAでは従来のD&I施策をさらに一歩進め、新たなダイバーシティ・エクイティ＆インクルージョン（以下、DE&I）推進策及びそのガイドラインなどの策定を行っております。
特に、理事/委員メンバーにおける多様性の向上はDE&Iを推進するための重要課題と認識しており、多くの理事/会員の皆様と議論を重ね、具体的な数値目標を策定致しました。また、今後策定する各種推進策やガイドラインのベースとなるJVCAとしての「DE&I行動規範」についても今般策定しておりますので、以下のとおり報告させて頂きます。なお、DE＆I推進策の実行にあたっては、会長・副会長・D＆I室長からなる「DE＆I委員会」を組成し、これを推進いたします。また、その推進状況のモニタリングはD＆I室を新たにDE＆I室と名称変更して実施致します。
DE&I推進への積極的な施策実行の背景には、業界全体の持続的な成長と競争力の向上により「2027年までに、上場・非上場含むスタートアップの株式時価総額の合計額を100兆円規模とする」という協会目標がございます。JVCAにおける多様性向上のため、共通の理念と目標を抱えて前進することで、更なる業界の発展へ向けて歩みを進めたいと考えております。会員の皆様におかれましては、改めてこれら施策へのご理解とご協力をお願い申し上げます。
＜DE&I推進のための行動規範＞
以下の行動規範に則り、今後、会員向けのDE&I推進のための具体的なガイドライン策定やDE&Iトレーニングなどを進めて参ります。
・DE&Iに対する基本的な考え方
あらゆる形態のハラスメントや差別がなく、多様性・公平性・インクルージョンを促進する、プロフェッショナルで尊敬に値するベンチャーキャピタル業界を育成することを約束します。
・ハラスメントが起こらない環境の実現
セクシャルハラスメント・パワーハラスメントといった、人種・性別・宗教・年齢・性的指向・障がいなど保護されるべき特性に基づく不適切な行為を含むハラスメントが起こらない環境の実現を目指します。
・差別が起こらない多様で包括的な環境の実現
採用・報酬・昇進・配属などにおいて、また投資判断の際などにおいて、いかなる形態の差別が起こらない環境の実現を目指します。また、スタートアップエコシステムにおける全ての参加者の視点と経験を尊重し、多様で包括的な環境の実現を目指します。
・DE&Iトレーニングと教育の継続的な提供を実現
ハラスメントや差別を防止し、多様性・公平性・インクルージョンを促進するため、より効果的なDE&Iトレーニングと教育を会員に提供し続けることを目指します。
＜多様性の向上に向けた数値目標設置＞
JVCA理事/委員メンバーにおける多様性向上のため、マイノリティ*比率を以下のとおり定め目標時期までの達成を目指します。
・JVCA理事会メンバーにおけるマイノリティ比率を30% （2024年7月定時会員総会までに達成）
・JVCA委員会メンバーにおけるマイノリティ比率を30% （2024年7月定時会員総会までに達成）
※ここでのマイノリティとは女性、外国籍の方、障がいを持つ方、LGBTQ+、40歳未満の方を指します。
一般社団法人日本ベンチャーキャピタル協会
会長 郷治 友孝
会長 田島 聡一