一般社団法人日本ベンチャーキャピタル協会

平成28年 年頭所感(JVCA会長 仮屋薗聡一)

プレスリリース

平成 28 年の新春を迎え、謹んで新年のお慶びを申し上げます。

旧年中は関係各位に多大なご支援とご協力を賜り厚く御礼申し上げます。

昨年 4 月に逝去された尾崎前会長の遺志を受け継ぎ、全身全霊で取り組んでまいりましたが、平成 28 年も引き続き三つのテーマを中心に協会運営を通じ産業育成に尽力して参ります。

1 番目のテーマである「ベンチャーエコシステムの発展」は、ベンチャーを育みイノベーションを生み出す基盤として、日本経済の成長にとって必要不可欠です。JVCA では平成 16 年(2004 年)から継続しているベンチャーキャピタリスト養成講座に加え、ナレッジ勉強会、定例勉強会の充実・強化を引き続き推し進めます。

2 番目のテーマ「ファンドエコシステムの構築」については、VC のファンドマネジメント能力の向上、投資家との更なるリレーションシップ強化を目指し、今年度も政府・関係機関と連携によって新たな成長マネーの獲得の道筋を切り拓いて参ります。

3 番目のテーマ「オープンイノベーションの推進」については、大企業・産学連携・地方創生を活動の柱として、ベンチャー企業と大企業との提携、地域活性化の推進、さらには、起業家のグローバル展開を支援、各国のベンチャーキャピタル協会等との連携を強化する取り組みを継続します。

私共は、協会活動をひとつの互助会運営としてとらえ、会員及び関係各位の相互扶助とそれに向けての協力促進を行い、日本における新産業育成に尽力して参りたいと考えております。

平成 28 年度は、ベンチャー及びエコシステムのハブとしてのベンチャーキャピタル業界にとりまして大きな飛躍の年となりますよう、皆様方のご多幸ご健勝を心よりお祈り申し上げます。

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