一般社団法人日本ベンチャーキャピタル協会

JVCA会員への投資方針アンケートを実施しました ~昨年に続き、会員の9割が今後の投資を現状維持か増加へ、積極姿勢を確認~

プレスリリース

日本ベンチャーキャピタル協会(JVCA)は、ベンチャーキャピタル(以下VC)業界における相互連携とベンチャー企業育成の役割を一層強固にするという目的に向かって活動して参りました。加盟するVCおよびコーポレート・ベンチャー・キャピタル(以下CVC)の会員数は252社となり、賛助会員も含めると329社という規模の団体となっております。

 

2022年のスタートアップを取り巻く環境としては、国内スタートアップにおける資金調達額は8,000億円規模であった2021年に引き続き堅調な推移でした。一方で、上場時の初値時価総額の減少や上場延期なども散見されました。

 

かかる状況下、2022年も投資方針に関するアンケートを実施し、8割を超える199社の会員から回答を得ることができました。結果、投資金額を「増やす」と回答した企業は全体の39.7%(昨年の同調査では41.9%)、「今まで通り」と回答した企業は50.3%(同50.8%)と、昨年から微減ではありますが、変わらず約9割の会員が今後の投資方針について「現状維持もしくは増加」と回答しました。「分からない」と回答した企業は昨年5.0%であったものが今年は9.5%に増加しているものの、昨年に引き続き、投資は積極的に行われていくことが読み取れます。

 

【今後の投資方針(VC/CVC会員合計)】

VC会員・CVC会員別にみると、VC会員では「増やす」もしくは「今まで通り」と回答した企業が9割を超えることは昨年と変わらないものの、「増やす」と回答した企業が昨年の41.9%から今年は43.2%に微増しており、積極姿勢が読み取れます。一方、CVC会員では「増やす」もしくは「今まで通り」と回答した企業が85.2%に留まっており昨年の91.8%から下落しております。また、「分からない」と回答した企業が昨年の6.8%から13.6%と増加しております。

 

【VC会員】

【CVC会員】

日本ベンチャーキャピタル協会では、今後もベンチャー企業育成の役割を果たす為、会員企業における積極的な投資実行を支持して参ります。会員各位におかれましては引き続き、ベンチャー企業へのより一層の支援を継続いただくよう何卒よろしくお願い申し上げます

 

<調査概要>
・調査対象:日本ベンチャーキャピタル協会加盟のVC会員ならびにCVC会員(調査時点での加入企業)
・調査方法:メールによる回答
・回答社数:199社(回答率83.9%)
・調査期間:VC会員2022年5月~7月、CVC会員2022年8月~10月

以上

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