一般社団法人日本ベンチャーキャピタル協会

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2021年 新年のご挨拶

プレスリリース

謹んで新春のお慶びを申し上げます


2021年 年頭所感

明けましておめでとうございます。

会員企業及び関係各位には平素より格別のご高配を賜り厚く御礼申し上げます。

 

2020年はコロナ感染拡大による大きな変革の波に否応なく飲み込まれた1年でした。JVCAも協会としての活動が一旦止まりかけ、2月のイベントを最後に集合型イベントは全て中止とし、VC協会の国際会議であるGlobal Venture Capital Congressの日本開催も長い時間をかけて準備して参りましたが延期とし、その後中止に至りました。会員企業の皆様におかれましては多くのご心配とご不便をおかけしたことと思います。

しかし、すぐに政府省庁への働きかけを開始し、4月には「我が国ベンチャーエコシステムが新型コロナウイルス危機を乗り越えるための措置に関して」と題したプレスリリースを配信。会員各社のご協力により「コロナと戦うベンチャーリスト」を作成し、政府への要望を取り纏めました。

さらに、機関投資家周辺での活動も大きく前進した1年でした。5月には経済産業省委託事業として執筆を行っていた「投資家向けデューデリジェンスQ&A(DDQ)ならびに四半期レポーティング(QR)雛形」を発表。6月には機関投資家の投資対象となるファンドに限定したベンチマークとしては国内初となる「国内VCパフォーマンスベンチマーク」を会員24社のご協力により76ファンドのデータを掲載して発表しました。年末には、2019年末に時点を洗い替えた第2回調査も公開でき、101ファンドのデータを提供いただくに至っております。

加えて、政府省庁等からスタートアップ業界ならびにVC/CVC業界への期待も高まりました。政府や各省庁からの各種要請に応対するとともに、昨年10月には金融庁による「金融審議会 市場制度ワーキンググループ」へのオブザーブ参加を求められ、日本証券業協会の「非上場株式の発行・流通市場の活性化に関する検討懇談会」にも委員として参加しております。今年一年で34社に新たにご加入いただき、年末時点で会員数257社を数える団体となったこともあり、JVCAのプレゼンスがさらに高まった1年でした。

 

2021年も変わらぬウィズコロナ時代となりましょうが、この変化の時代において、JVCAとしてはVC/CVCによる社会への貢献割合を益々増やして参りたいと考えています。その為にはお預かりする資金量の増大を図ることが必要です。いくつかの機関投資家からの資金を呼び込むことに成功した2020年に対し、2021年はそれをさらに加速するために国内・海外機関投資家の皆様との関係をより一層進めることが重要となります。

大企業による未公開企業投資も変わらず高い水準にあります。昨年春施行されたオープンイノベーション促進税制なども活用いただきながら、大企業によるオープンイノベーションやM&Aを更に進める支援をしたいと考えます。

金融庁・日本証券業協会等の取組もあり、未上場マーケットの可能性に注目が集まる中、本年は未上場マーケットに変革が起きる年となるのではないでしょうか。JVCAとしてはスタートアップと投資家双方にとってより良い市場環境となるよう提言を行って参ります。

上記の活動を行う一方、投資家としての法令順守やガバナンスを今一度徹底すべく、協会としてのハンドブック制作にも着手いたしました。夏頃には会員企業の皆様にご案内できる予定です。

そして、年度方針に掲げております通り、2021年も引き続き政官民一体となって我が国の新産業を創出すべくJVCAからの提言・活動を行っていく中で、まずは、VC/CVCによる国内スタートアップへの投資を継続的に拡大させていく所存です。これに加え、我が国の経済成長に貢献するスタートアップのグローバルな発展等を支援するため、海外投資も含め、海外機関投資家・事業会社・海外スタートアップ等とのネットワークの拡大を図っていくことが重要と考えております。

 

本年も協会活動へのご支援をお願い申し上げますとともに、会員企業・関係各位の益々の発展をお祈り申し上げ、年頭のご挨拶とさせていただきます。

 

会長 赤浦徹
中野慎三


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