一般社団法人日本ベンチャーキャピタル協会

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2013年 年頭所感

プレスリリース

ベンチャー業界を支援する皆様方におかれましては、穏やかな新年を
迎えられたことと思います。

今年の十干十二支は「癸巳(みずのとみ)」です。
「癸」は物事を「はかる」、物事の原則筋道を立てるという意味があります。
従い、筋道が立たぬと混乱、騒動を引き起こします。

一方、「巳」は冬眠をしていた蛇が春になり地表に這い出す象形文字で、
旧来の因習に終わり(已む:やむ)を告げることを意味します。

つまり、表面を繕いながら、筋道を外したり、はたまた声高に延命を図って
きた諸々の制度、慣行、規制には終わりが来る年となることを意味するの
ではないでしょうか。

日本の国のビジネスモデル変革の必要性は、大手家電メーカーの苦境を
見るまでもなく、いよいよ待ったなしです。
2006年以降、下降線を辿ってきたIPO社数も徐々に増えつつあり、2~3年
以内には一つの目安である100社超えも視野に入ってきました。

2013年の経済環境は、あらゆるグローバルな事象に左右され、ますます
厳しいものとなることは間違いありません。日本の立ち位置は、ますます
閉塞感を高めることも予想されます。
しかし、それが、新しいチャンスがないことを意味するものではありません。
要は、従来方向を継続するのか、新たな成長路線に挑戦するのかという
岐路で何を選択、実行するかです。

但し、ここで忘れてはならないことは、予測不能、不確実な時代は一過性では
なく、永遠に続くということです。どんな優秀な経営者でも、先見は不可能であり、
失敗を犯すという前提に立って物事の本質を見極めることです。

幸いにも日本には、未開拓なビジネスチャンスが手付かずで転がっています。
今年の目標として、徹底的な規制緩和を目差し、ベンチャー起業家の持つ能力が
真に発揮できる環境を整備していきたいと考えます。
規制緩和に関しては、日本ニュービジネス協議会(JNB)とも歩調を合わせて
推進していきます。

今年も皆様方の熱いご協力を期待します。
皆様方とご一緒に達成感の持てる年にしたいと思います。

会長 安達 俊久

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