一般社団法人日本ベンチャーキャピタル協会

投資家向けデューデリジェンスQ&Aおよびレポーティング雛形が完成しました

プレスリリース

 

JVCAでは経済産業省 新規事業創造推進室より委託を受け、「投資家向けデューデリジェンスQ&A(DDQ)ならびに四半期レポーティング(QR)雛形」を作成し、このたび経済産業省のホームページにて公開いただきました。

 

近年、機関投資家による国内VCファンドへの関心が高まってきており、国内スタートアップに対する新たな成長資金の担い手として大きく期待されています。海外のVC/PEファンドのジェネラル・パートナー(以下 GP)は、自社の運用するファンドへ機関投資家を始めとするリミテッド・パートナー(以下 LP)から新規投資を募集する際、自社の組織、運用戦略、運用実績(パフォーマンス)、オペレーション体制、コンプライアンスへの取組等の定性/定量情報を記載した質問・回答集として「Due Diligence Questionnaire(以下 DDQ)」を事前に投資家候補に提供することが一般的です。

本レポートは機関投資家を中心とした LP 側とGP側の双方が標準的に利用可能なDDQと、LP向け開示資料として四半期報告書の標準フォーマットを纏めたもので、ILPA(Institutional Limited Partners Association)が策定し国際的に標準化されているDDQやレポーティングテンプレートの内容を参考にしつつ、当協会会員GPならびに国内機関投資家等のご意見もいただきながら、国内の実務に合わせて作成しています。

 

なお本レポートは全てのGPが採用すべき必須の雛形を意図したものでは無く、また全てのLPが実施するデューデリジェンスのニーズを満たせるものではありませんが、GPとLP間の情報の非対称性を予め埋めることで機関投資家の資金流入を増加させることを目的としています。是非ご活用ください。

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